|
|
ODS/ShiJcl-od/od
ODS/ShiJcl-+/+
|
|
|
|
牧野進博士らが、維持していたWistar-Shionogiラットの中に歩行異常を示す数個体を発見し、顕著な骨関節異常と全身性の出血が見られることから、骨形成異常ラット(Osteogenic Disorder Rat: OD)と命名しました。その後の検索で、これらの症状はグロノラクトン酸化酵素(GLO)活性の欠損による、アスコルビン酸(ビタミンC)の欠乏によって引き起こされることが判明し、その形質は常染色体単一劣性遺伝子 od の関与によるミュータントであることが確認されました。塩野義製薬(株)との契約が締結され、生産・供給が開始されました。は塩野義製薬(株)の由来を示します。
|
|
|
ビタミンC欠乏状態にすると、2週間前後で歩行異常、摂餌不良、体重減少、全身組織からの出血(壊血病状態)、さらに全身性の骨形成不全、多発性骨折、骨粗鬆症等の病態が発現し死亡します。 |
|
|
- 生体異物(Xenobiotics:ヒトが摂取する各種化学物質や薬品等)やコレステロールの代謝・排泄に関する研究
- 脳に対する栄養生理学的な検索
- 抗ウィルス・抗腫瘍作用の研究
- 壊血病や各種骨異常に関する研究
|
|
|
ODS/ShiJcl-od/odは、od/odのオス×メス、ODS/ShiJcl-+/+は+/+のオス×メスの交配によって生産され、その方式は、他の近交系ラットに準じて行っています。
高圧蒸気滅菌CE-2と、塩素添加(4-6ppm)にL-アスコルビン酸(1g/500cc)を添加した水を自由摂取させています。 |
|