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NOD/ShiJcl
栩野義博博士・牧野進博士らがICR-JCLマウスに由来する白内障マウス(CTS系)の中に、多尿・尿糖強陽性を呈するメス個体を発見し、その症状はヒトの1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)に類似することから、NOD(Non Obese Diabetes)と命名されました。1984年 塩野義製薬(株)・(財)実験動物中央研究所・日本クレア(株)の三者契約を締結し、実中研で生産し当社より供給を開始しました。
現在では塩野義製薬(株)・日本クレア(株)二者間で契約、2008年1月より当社にて生産し、新たにNOD/ShiJclとして販売しています。
<Shi>は塩野義製薬(株)の由来を示しています。
膵臓のランゲルハンス島のリンパ球浸潤(ラ島炎)によってベータ細胞が破壊されることにより、インスリン依存性の糖尿病を自然発症します。その発症率は生後30週齢までの累計でメス70~80%、オス20~30%と明らかな性差が見られます。ラ島炎の発症は遺伝的に主要組織適合性抗原(MHC)の存在と、それに関連する複数の遺伝子の支配を受けている、いわゆるポリジェニックのモデルです。NODマウスにnu遺伝子を導入したホモ個体には糖尿病の発症が見られないことから、T細胞依存性の自己免疫応答と考えられています。
1型糖尿病発症機序の解明
遺伝子治療の研究開発
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